特に書くことも見つからなかったので前回も書いたことがある読めないor書けない人が多い語群を挙げていきたいと思う。
『尾篭(びろう)』
なんというか、自分も最近まで意味がよくわからなかった。
言葉の意味は猥褻であったり不潔であったりして、人前で口にするのが失礼なこと。尾籠とも。
ところで尾籠な話だが男性のズボンチャックを指す「社会の窓」の語源は同名のNHKラジオ番組から来ているらしい。尾籠な上に瑣末なのでここに書いた。
『御目文字(おめもじ)』
前回の語群と比較すると明らかに難易度が上がっているが特に問題ではない。これは面会するという動詞の女性語。
お目にかかる、の変形。
『砌(みぎり)』
時、頃といった特定の月日を指す言葉。
まだ学生の砌に~、などのように用いる。
『内儀(おかみ)、細君(さいくん)、令室(れいしつ)』
さて、これは全部他人の妻の呼び方である。
もちろん、というか言うまでもなくこれらは現在では一部を除いてあまり使われることがない。令室は冠婚葬祭などの書面にあるかもしれないが。ところで細君という呼び方を最初に目にしたのは確か中学生の頃に夏目漱石の我輩は猫であるを読んだときのことだ。別に記事とは関係ないのだが。
『池と沼の違い』
この前、家人に尋ねられたので。なんでもテレビで放送されたとか話していたが。結論からいえば大した差はない。
湖と池でさえ大小関係以外では明確な区別はない。
ただ一般的な感覚として水が濁っていて水生植物が生い茂っているものを沼と呼ぶ。
参考:
語源由来辞典